へそであります。臍、漢字は難しいですね。可笑しいとお茶を沸かしますが、機嫌が悪いと曲がるのです。
「ほぞ」とも読みます。「ほぞをかむ」はへそをかむですが、かもうとしてもかめないので、よけいに悔しくなってしまう。
「へそくり」のへそは臍ではなくて「綜麻」紡いだ糸を巻いたもの。
あんパンにもあったりしますが、日本のへそと宣言している町は何ヵ所かありまして、様々な理由を見つけて、「わが町こそが日本のへそなのだ」と、まあ標榜しているワケなのでありますが......なんであれ、へそであることが嬉しいこと、あるいは自慢すべきことであるのかどうかが私には疑問でありますが。
へそ音頭とかへそ祭りとかへそ踊りなんてものがあるのでしょうか? 名物『へそまんじゅう』を注文すると、「へそで沸かしたお茶です」なんて出してくれると、ちょっと嬉しい。
秋田山形あたりで、「わが町は日本の右乳首である」と言い出すと、岩手宮城あたりは「左乳首である」と宣言。「紀伊半島はまさしく日本の尻なのだ」と和歌山奈良三重連合が訴える。「それならば、北海道は日本の顔であり頭部であるので、一番偉いのだ」、淡路島は「我が島は日本のちんちんだぞ」……そうか、日本は男だったのかと国民皆が知るのでありますが、これくらいになると大変に楽しい。町起し村起しを思案されている役場の方々いかがでしょう?
うーむ、この話のへそはなんだったんでしょう。


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