腹には虫がおりまして、鳴くとこれはお腹が空いているのですが、時々居所が悪かったりいたしまして、おさまらなくなるのですね。腹を据えて覚悟を決めても腹に据えかねると腹が立つ。腹を肥やしているようなひとたちは、腹の探り合いをしたりするのですが、腹を割って話し合い、腹を合せて悪巧みを企む。それでもお互いに腹に一物を持っている。腹が黒いのであります。
「市松ではないが腹で泣け」心で泣いても泣き顔は見せるなということ。人形の腹に押すと泣く笛の仕掛けがあったので。
「世帯仏法腹念仏」仏法も念仏も生活のためにやっているだけ。背に腹はかえられないのであります。
腹をかかえて、捩って笑うほどの話ではないですけれど、「茶腹も一時」と申します。


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