サラリーマンを辞めてから混んだ電車に乗ることは少なくなったのだが、都内にのら猫を撮りに行くときは電車を利用する。混雑した電車で座っているひとが降りるとその前に立っていたひとが座るというのが(周りにお年寄りがいなければだが)暗黙のルール。座っていたひとが立って降りようとしたので、通りやすいように一歩下がって体を斜めにして出口側へ隙間を作ってあげたのだが、少し離れたところにいたオバサンがその隙をついて、体をねじ込み物凄いスピードで座った。まあ、私は少々のんびりしているので、こういうことはよくあることなのだが、その都度オバサンパワーに感心するのである。日本では圧倒的に女性の方が長生きである理由も納得できるというものだ。さて、ニューヨーク、ハーレムといえば、白人の警察官でさえひとりで歩くのを躊躇うというようなところ。そんなハーレムを変えたのが日本人のオバサンたちなのである。
アポロシアターなどへ観光に行ったオバサンたちは、歩いている黒人たちに駆け寄り、
「きゃー、かっこいい黒人さん~、一緒に写真撮って~」と、まったく怖いもの知らずにフレンドリーに振舞った。観光客などを見かけると「Give me one doller」などと絡むのが常であった黒人たちも、このオバサンパワーには戸惑ってしまった。
「彼女たちは、俺たちを紳士として扱ってくれた」という、ある黒人のインタビューが物語っているのは、世界を平和にするのは政治や運動ではなくて、ひとりひとりのちょっとした親切や笑顔、他人への接し方なのだということ。


1 件のコメント:
そういふおばさんに
わたしは
なりたい
いやもうなってるかもだけど。
けどけど。
byまだまだおねいさんmeque
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